興味深々!!

なんでも興味津々!

ストラディバリウスってなぜあんなに高いの?

   

ドイツ西部で、米国人バイオリニストが名器ストラディバリウスを列車の網棚に置き忘れるという出来事があったことが報道されてます。

このバイオリン、なんと約3億0700万円相当ということで、手元に無事帰って来たたとのことですがこのバイオリニストの気持ちを考えると、ゾーッとします。

バイオリンの名器「ストラディバリウス」「ガルネリウス」話題になるとよく何円相当という話になりますが、そのほとんどが数億円以上、なぜ「ストラディバリウス」や「ガルネリウス」はあんなに高いのでしょう?

500px-PalacioReal_Stradivarius1

以前ラジオで、バイオリニストの葉加瀬太郎さんが言ってました。

バイオリンというのは、ネジや釘は一切使われておらず接着剤のみ、それも「膠」。
この昔ながらの不安定な接着剤を使うことで、木の収縮を吸収し常に木が呼吸できる状態にしていることで割れたりすることなく長く使えるそうです。

常に進化を続けている楽器たちの中で、バイオリンの今の形ができたのが約300年前、バイオリンはそこから全く形が変わっていないそうなので、300年前にすでに完成系が出来上がっている楽器なんです。

また、驚くことにバイオリンの良し悪しがわかるのが、作られてから150年ほど経ってから、そこからいい楽器はどんどん良くなっていくそうです。(もちろん調整はいるようですが)

バイオリンの名器「ストラディバリウス」「ガルネリウス」は今から約300年ほど前に作られたもので、ストラディバリウスの師匠「アマティ」はさらにその前ということになります。

バイオリンの寿命は約400年ほど、ということでこれらの名器の音が聞けるのも後100年くらいということでしょうか。

バイオリンは、昔ヨーロッパの貴族たちに絵画などと同じようにコレクションの一つとして扱われ、それらをバイオリニストたちに弾かせて楽しんでいたという歴史があるようで、バイオリンが高価になっていった理由はこういったところにもあるのかもしれません。

ちなみにバイオリンの発祥の地はイタリアの「クレモナ」。
宮崎駿の「耳をすませば」にも出てきた「クレモナの町」です。

今でもバイオリンの95%くらいがここで作られているようです。

とにかく歴史が音を作り出す「バイオリン」
あの心惹かれる音色は技術だけでは作り出せない時間というエッセンスがあってこその音だと思いと納得します。

 - mono